2011年05月15日

カナリアの色の遺伝についてちょっと書きます。(1)

カナリアの色の遺伝についてちょっと書きます。いままでに書いた文鳥や十姉妹とくらべると、難しいです。それは、文鳥や十姉妹と共通するメラニン色素のほかに、リポクローム色素という赤や黄色の色素をもっているからです。たとえば野生のカナリア(グリーンカナリア)は、次のような、三つの要素に分解して考えます。

グリーンカナリア=黄色+セルフ+グリーン

まず、黄色ですがこれは赤や白でなく黄色という意味です。さらに細かい情報として、有覆とかシトロンでないとかアイボリーでないなどが付け加わります。

セルフは、メラニン色素が体全体に現れているという意味です。黄色いカナリアはメラニン色素がないのでクリアーといい、黄色地にメラニン色素の斑があるものもいます。

グリーンは、黒茶色のメラニン色素が制限を受けてない状態です。メラニン色素を抑制する遺伝子が多数知られていますが、どれも野生のカナリアにははたらいていません。

つまり、黄色地の上に、黒と茶色のメラニン色素がそのまま乗ってるのが、グリーンカナリアです。

カナリアの色を決定する遺伝子は、多くが知られています。これも問題を複雑にしている一つです。遺伝子が多いため、連鎖しているものがあり(とくに性染色体)、組み換えによる、品種の組み合わせも起きます。

というわけで、いろいろと難しく私もよく分かってませんが、かける範囲で。(完結する自信ないけど)


参考文献は、下記といろいろなウェブサイト。
Octavio Perez-Beato:"Fundamentals of Color Genetics in Canaries: Reproduction and Control"
G. Walker and D. Avon:"Colored, Type & Song Canaries"

(つづく)

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posted by yanagisawa at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 文鳥と遺伝
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