2011年01月02日

むき餌についての誤解

種子餌には二種類ある。殻がついたものと、殻をむいたむき餌。殻つきは、撒けば芽をだす生きた餌であるのに対し、むき餌は発芽しない死んだ餌だから栄養がない、という説明をよくきく。

ブンチョウのエサは、通常は穂ではなく殻付きの混合シードを与えます。これらの穂から種子を取ったものです。「むきエサ」もありますが、むいてしまうと種子は死んでしまうので、栄養価が期待できません。
伊藤美代子「ザ・ブンチョウ」(誠文堂新光社)

しかし、じっさいはむき餌も生きてる。

アラタの「ベイシックバード・むき餌」、ありふれた安物の餌。
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水につけて、しばらく置いておくと、発芽する。
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ついでに、及川一也「雑穀」にでていた、雑穀についてのあれこれ。

殻がついたままの種子(有稃果)の殻を取り除くと玄穀になり、果皮を除いて精白したものを精白粒という。
「有稃果 → 玄穀 → 精白粒」というのが、米でいうと、
「もみ米 → 玄米 → 精白米」にあたる。小鳥の餌として売られているのは、殻つきが有稃果で、殻むきが玄穀。キクスイのサイト他では「玄ヒエ=殻つきヒエ」などの意味でつかわれているが、これとは異なる。人の食用に売られている雑穀は、精白粒。したがって、食用の雑穀は発芽しない。

アワ、ヒエ、キビの玄穀の生産者価格(有機栽培でないもの)は1キログラム当たり250〜500円。精白粒の卸価格は700〜1500円。小売価格は2000円くらい。(2002年)

一方、玄米は、生産者価格240〜270円、白米小売価格が400〜500円。したがって、「安いから」雑穀には農薬はつかわないというのは、ウソ。

雑穀が割高である理由は、(1)収量が低い(2)精白歩留まりが低い(3)精白が困難(4)流通が少量。

※ 雑穀は、玄穀→精白粒で価格が3倍になっている。

以前挙げた餌の価格例をもう一度。1000グラム当たり、

(1)CAP、国産無農薬、2500円
(2)黒瀬ペットフード、国産、2460円
(3)工藤優鳥園、国産、930円
(3)黒瀬ペットフード、北米・豪州産、680円
(4)キクスイ、470円

工藤優鳥園のえさが安くて、胡散臭い気が少ししていたが、生産者価格を考えれば、納得がいく。

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posted by yanagisawa at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 文鳥の餌
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