2009年04月22日

文鳥の羽の色の遺伝 その6

□ 雑記

桜文鳥が日本における文鳥の基本形だろうが、この言葉が何をさすのか曖昧になっている。飼育書やペット店の表示を見ると、パイド文鳥やノーマル文鳥も含めて桜文鳥となっているし、遺伝子的にも、シナモンやシルバー文鳥のかけあわせでできた文鳥でノーマルやパイドの表現型をもつものが含まれている。原因の一つは、一般の飼育者が異なる品種を掛け合わせて見て、その結果生まれたノーマル文鳥を他人に譲渡したり、ペット店に引き取ってもらっていることにあるだろう。

現状だとノーマルと桜について区別できないので、ここではその違いを無視して議論した。差し毛遺伝子がはたらくかどうかの違いだと思うので、交配をしてみれば、優劣もはっきりするだろう。たぶん桜が劣性かな。

ノーマル文鳥と白文鳥の関係ついて、はじめは一つの遺伝子座における複対立遺伝子
優性白W、ノーマルn、劣性白w、で考えていたが、これだと交配例8と文鳥団地の例(3)(4)が説明できないため、独立な二種類の遺伝子に変更した。単純化すると、ノーマル×白でノーマルが生まれるなら、遺伝子座は別。生まれないなら同じ遺伝子座の複対立遺伝子か。あとでべつの記事に書く予定だが、優性白と劣性白の二つの遺伝子は、ほぼ同時に出現したと思われるので、遺伝子座は同じと考えるべきかもしれないが……

ライトシルバーイノは最劣性な遺伝子型ppssffをもつはずなので、検定交雑を行うことができる。普通の飼い主には関係のないことだが、桜文鳥をつかった繁殖を目指すなら、選択肢の一つかもしれない。

パステル遺伝子が性染色体上にあることを利用すれば、雛の時点で性別を決定できるかもしれない。たとえば、桜(♀)P0×ダークシルバーpp(♂)からは、桜(♂)Ppとダークシルバー(♀)p0しか生まれない。
posted by yanagisawa at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 文鳥と遺伝
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/28617492

この記事へのトラックバック